離婚を考える前に
離婚を考える前に
- 広辞苑では、「家族とは夫婦の配偶関係や親子・兄弟などの血縁関係によって結ばれた親族関係を基礎として成立する小集団。社会構成の基礎単位。」としています。
- 男性と女性が出会い結婚をすることで、新しい家族となる夫婦という単位が基礎となっています。
- 現在の家族は従来の「家制度」によるものよりも、家族間の精神的なつながりを重要視するようになっているのではないかと思われます。
- また、家族に対しての思いは、安心できる自分の居場所と考えている人も多いと思われます。
- この家族構成の基礎となる一つの形態として「夫婦関係」がとても重要になってきます。
- 近年、離婚が増加し、最近では3組に1組が離婚しています。
- その主な原因は「性格の不一致」が多いようです。
- 愛し合って結婚しても、年月を経ることのより、相手との関係や思いが変化してきていることによるようです。
- 相手を理解しているようでも、恋愛関係から夫婦関係に移り、生活をする中で今までの思いやりや感謝等の気持ちがうまく伝わらなくなったりします。
- それに加え、女性も外で働くことにより、家事、育児等の分担の話し合いがうまくいっていないと、お互いの思いがかみ合わなくなり夫婦間の思いが伝わらなくなります。
具体的にあげると
夫が妻にとる態度
・妻が働いているのに家事、育児分担等など協力しない。
・経済的的地位があることにより「食わせてやっている」という感覚でいる。
・家庭問題に関して相談すると疲れているといってコミュにケーションをとらない。
・妻の話を聞かないで無視しまともに相手にしない。
・話を聞かないで命令的な態度をとる。
妻の夫に対する態度
・過度に夫に判断を求め、依存的である。
・実家の親に影響され、夫を見下すような態度をとる。
・いつまでも実家に依存して、精神的に自立しない。
・家族の都合より、自分の趣味や友達との関係を優先させる。
以上のようなことが考えられます。
- 夫婦が色々な要因でかみ合わなくなった場合、お互いの思いが通じなくなり相手への不満へ発展していきます。
- そうならないためには、日ごろコミュニケーションをとり相手の事を理解することがとても大切です。
- 離婚など望んでいないのに知らないうちに気持ちが離れ、離婚という選択肢が浮かぶのはとても残念なことです。
- 困った夫や妻とどう向き合うのか。離婚を考える前にもう一度生活を見直してみることは、とても大切なことと思います。
夫婦整理ノートを作ってみよう
- 整理ノートを作り、自分、相手、子ども・周りの人の事を具体的に整理し認識しよう。
内容
夫・妻・子どもに関する基本的情報
- 生年月日・学歴・職歴・現在の職業・年収・病歴・現在の健康状態
- 結婚を決意した理由
- 婚姻日
- 相手と不仲になったと感じたはじめた時期
- 不仲と感じた理由
- 別居した日
離婚の意思
- 離婚をしたいと思った日(離婚したいと言われた日)
- 親族に報告した日
性格に関すること
- 性格が合わない・やさしい・浪費する・親族と合わない・家事をする・家族と仲が良い・子どもの面倒をみる・経済力がある・不倫している・借金がある・お酒を飲みすぎる・ギャンブルがすき・生活費をわたさない・給料明細をみせない・財産をかくす・性的不満・性交渉拒否・宗教・DV・仕事をしない・相手の家族との同居拒否等々
離婚に向けての話し合い
以上の内容を記載し心の整理をして、これからどうしたら良いか、どうしたいのか、気持ちを整理していくうちに、今何を悩んでいるのかわかり、本当の希望がみえてくるかもしれません。
中田典子行政書士事務所
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